No.244 「インターネット2―次世代への扉」

| | コメント(0)

村井 純(著)「インターネット2―次世代への扉」 (岩波新書 1998/08)

前著「インターネット」から3年後の1998年に出版された続編となります。
3年間でインターネットは一般に広く普及しました。
著者によれば、続編は「すべての人のためのインターネットが、すべての人によってつくられていくときに、少しでも役に立つことを願って」書かれたものであるとのことです。
本書の内容は、インターネットによって何が実現できたのか、ISPとIXなどインターネットのインフラについて、ビジネスにおけるインターネットの利用状況、そしてインターネットの普及に伴って起こってきた詐欺や著作権の問題、最後にIPV6など次世代のインターネットの姿となっています。

ちょうど10年前の出版なので、回線速度は早くても128キロビット、ADSLか光かといった論点も見られます。
現在ではブロードバンド普及率が40%以上となった一方で、IPV6への移行はまだ部分的です。技術的な変化は、通信大手企業の取り組みに依存するところが大きいようです。

前著と合わせて読むと、インターネットについての正確な知識が得られるとともに、インターネットを生み出した思想や哲学というべきものを理解することができるでしょう。

コメントする

このブログ記事について

このページは、Yasuhiko Aonumaが2008年7月22日 00:41に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「No.243 「肉声の昭和写真家」」です。

次のブログ記事は「No.245 「デスクトップの技術」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。